ハーレーファミリー 5モデル

冷却システムとハーレーのモデル

冷却システム

アメリカが世界に誇るオートバイメーカーといえるハーレーダビッドソン。そのモデルには、主に5つのファミリーが存在します。主力エンジンであるビッグツインを搭載するのが、ツーリング・ソフテイル・ダイナの3つのファミリーで、少し小さめの排気量のエンジンを備えたスポーツスター、そして最後の1つがV-RODと呼ばれるファミリーです。

ハーレーのエンジンは、基本的にV型2気筒エンジンで、狭角45度の空冷Vツインエンジンとなっています。ハーレーらしさとして挙げられる特徴のうち、豪快なエンジン音は空冷ならではの魅力です。水冷エンジンの場合、シリンダを囲む冷却水スペースの影響で、エンジン音は少し小さくなってしまいます。

しかし、5つのファミリーのうち、最後に挙げたV-RODのみは冷却システムに水冷を選んでいます。2002年に初登場したV-ROD(VRSC)は、それまでのハーレーに無い高性能を追及したモデルです。バルブシステムも他のファミリーがOHVであるのに対し、高回転型エンジンを目指すためDOHC4バルブを採用、さらに水冷エンジンにすることで他のファミリーとは比較にならない高性能マシンに仕上がっているのです。