VRSC ハーレーのモデル
ハーレーのファミリーには大きく分けて5つあります。その5ファミリーのうちのひとつであるVRSCファミリーとは、どのようなものなのでしょうか?
まず、このファミリーは、5つの中で一番新しいモデルで、2002年に登場しました。ハーレー初の水冷DOHCエンジン「レボリューションエンジン」を搭載しているのが大きな特徴です。従来の空冷エンジンより効率的に冷やすことが出来るようになったので、渋滞時などでのエンジンへの負荷を減らすことができます。ただし、冷却液を流すための仕組みを加える必要があり、重量が増してしまうのがデメリットでもあります。
また、ポルシェと協力して作り上げたこともよく知られています。モデルによって様々なバリエーションがあり、選ぶ楽しさがあるのもこのモデルの特徴です。中には、日本人向けのポジショニングがとれるものもありますよ。性能だけではなく、デザイン性、スタイリング性も優れていますが、逆に、一見してハーレーには見えない造形であるとも言えます。このデザイン性と今までに無かった水冷エンジンが、VRSCが異端児として扱われてしまうゆえんですが、現代の交通事情、環境にも適したつくりの新しいハーレーとも言えるでしょう。